midi : 約束  『sottovoce HP』様

2005年6月つぶやき・・・

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2005年
6月30日 (木)
 昨日見た映画『交渉人・真下正義』
 映画のレビューを一応いろいろ読んで、まあ可もなく不可もないということと、上映時間が主婦にぴったりということでこれに決定。これは大正解。脳・空っぽで楽しめたし、日本の未来の鉄道・フリーゲージトレイン、地下鉄を張り巡らす線路の勉強にもなったし、クラッシックの演奏も堪能したし。
 レビューにも書いてあったけれどちょうどJR西日本の福知山線の事故があったばかりなのでカーブでのスピード、乗客のパニックなど、事故と重なる部分が多々あり、「映画の世界とはいえ単純に面白がってもいけないのでは」などと思いつつ・・・
 ノー天気な私たちが映画を見ながら一番感動したこと。東京のクリスマスのイルミネーションがとってもとっても美しすぎ〜〜松山にいてはあんなに素敵なイルミネーションは一生お目にかかれないよ!そこで、今年の12月には3日ほど東京の夜の街をお互いの足をかばいながらぶらぶらしようか・・・と言うことになって。これが本当に実現すればいいのだけれど。だってね、50代ともなるとお互い家庭の事情ってやつが大きくのしかかってくるのよ。まあ、その事情を上手にクリアしながら生きていかないと楽しいことなどどんどん遠ざかってしまうんだけどね。これも夢で終わるのかな〜〜。何年先になってもいいわ。お互いが歩けるうちにきっと実現させてみせる。
 書き忘れていたけど、ポポロの会長もスクリーンの中で『ポポロー・ポポロー〜〜』と相変わらずギクシャク、ラップやってたわ。会長に久しぶりにお会いできて幸せ〜〜。誰かが『若い男は目にはいいけど、心臓に悪い』と言っていたけど、この会長なら絶対心臓に影響はないわぁ〜〜
 8月に上映予定の『容疑者・室井慎次』も見に行くことに決定。
 まあ、踊る大捜査線から次々と映画が生まれてきて・・・話が広がることよ。やっぱり主役は織田裕二が最高!彼に直接お会いすると心臓に悪そうだから、そのうち夢の中でゆっくりお会いしましょうね・・・
6月29日 (水)
 今年は山々を彩る花木が例年になくとってもきれいとか・・・
昨年の大雨で植物は本能的に子孫を残す活動を活発にしているらしい。
 我家のヤマモモの木もそれにたがわず例年になくびっくりするほど実をつけた。それが毎日毎日玄関のアプローチや芝生の庭にパラパラ降り注ぐものだから、朝夕掃除に追われている。現在濃い赤紫に熟した実が落下中、地面も赤紫に染まって、それはそれは見るに堪えない状態。
 ほうきで庭の掃除をしながら大粒に育った実を何粒もほおばっている。これって素朴で幸せなことよね。先日も古代ハスをみて、自宅に帰ると義母が竹の40センチぐらいの大きなざるいっぱい庭に落ちているヤマモモを収穫していた。折れた木の枝まで散乱していたから、きっと木を揺すって実を落としもしたのだろう。ヤマモモ酒を作るとか。
 27日の日中は風が強かったのでヤマモモの実も落下のピークだった。仕事から帰ってきた同居人の足の踏み場がないほど落ちたヤマモモの実は圧巻だった。その代わり掃除も大変だったけれど・・・
 自然と植物の関係を我家の庭で身近に体感している。
 いま、これを書いていてふと思ったんだけど、植物が子孫を残す活動。これは今年の大渇水の前兆ではないのかしら。植物は本能的にこれを知っていて、種子を沢山作っておかなければと春もまだ浅いころから頑張っているのでは・・・きっとそうよ。去年の大雨のせいではなく今年の危機に気がついているのよ・・・
 だけど、うちのヤマモモさんは-すずめの涙-ほどの、失礼-猫の額-ほどの庭に子孫を沢山残してもらっても実際のところ困るのよねぇ!
 今、朝の5時前。暑いです。皮膚の奥からジワッと汗がにじみでて、身体がべとべとし始めました・・・こんな早朝からこの不快さではたまらない。
 今日は友人と映画館へ脱出。キャラメルコーンとアイスコーヒーを両サイドに至福の2時間を過ごしてきます。見る映画は?今はあまりお勧め映画はありませんが久しぶりの映画館ということに意味を見出しているのです。
6月28日 (火)
☆メッセンジャー(Windows Messenger)☆
 メッセンジャーというパソコンの機能で大阪に住む息子とこのデスクトップ上で時々会話を楽しんでいる。
 最近話したいことがあって、メッセンジャーを開け、息子の状態を見るといっつもオフライン。ちょっと心配していた。それが昨日やっとオンラインになっていたので、「元気にしてますか?」と入力してみる。「元気ですよ。」と答えが返ってきたので私も一安心。7月4日に大阪のUSJへ娘、孫たちと遊びに行くこと・・・USJの中で私の足が痛くなったら娘が車椅子を押してくれると言うので笑ってしまったこと・・・など会話。大阪に住んでいるのに息子はまだ一度もUSJへ行ったことがないらしい。いつでもいけると思うと結構そんなものかもわからない。本当は息子に「月曜日会社を休んであなたもUSJに来ない?」と誘いたかったのだが・・・「足のほう気をつけてください。」と息子。息子は木曜日会社を休んでなんかの資格試験を受けるそう。今週は早めに仕事を切り上げ遅れている試験勉強をするとか。「何歳になっても勉強はついてきますね。頭のいいあなたがうらやましいです。」とわたし。
私の愛するパソちゃんは息子の元気そうな様子まで運んできてくれる。
「これから夕食の準備をするから、これで終わります。試験頑張ってね。それでは・・・」といってメッセンジャー終了。わたしのパソちゃんもオフラインに。
 T先生はマイクを使って生声でお友達と会話しているらしい。私もそうしてみたいけど、息子の職場のパソコンとつながるようになっているのでいきなり「お元気〜〜〜!」とおかんの声が職場に響くと息子も慌てふためくだろうからとりあえずデスクトップ上で我慢。
6月27日 (月)
☆大騒動☆
 大騒動の原因は一眼レフデジカメ。正確にいえばその中の記憶メディア。
 同居人が「上林の風穴から皿ヶ峰方面へ登ってみないか?珍しい植物があるらしいぞ」と提案してくれ、ビデオカメラ、コンパクトデジカメ、そして一眼レフデジカメとshizukagozenの三種の神器を車に積み込み張り切って出発。
 上林へ行く前に東温市の緑化センターへ寄り道。温室に咲き乱れる花をマクロレンズで存分に撮影。途中から雨になり、大急ぎで車に乗り込み皿ヶ峰の山並みを見るとまるで水墨画。すばやくマクロレンズを標準レンズに付け替え、いざ撮影。シャッターが降りない。エッ???メディアの記録枚数もゼロになっている。カメラの液晶モニターに撮影した画像を出してみる。画像が出ない。「画像がありません」だって。そんなぁ〜!あんなに一生懸命撮ったのに・・・おまけにErrorCFと点滅までしている。もう皿ヶ峰どころではない。急いで家へ帰る。
 パソコンにつないでまず画像を取り込んでみよう。「画像がありません」と最愛なるパソちゃんも薄情な回答。
 結局カメラ購入店のキタムラヘ電話。「メディアの復元をメーカーへ依頼します。カメラも一応キャノンにみてもらうからそれらが戻るまでに2週間以上かかります。」それは困った。来月の半ば、植物等の撮影が主な目的の旅行に行くようになっているのに。その旨言うと、代わりのカメラと、メディアを貸してくれることに。すぐにキタムラ朝生田店へいく。調べてもらうとやっぱり記憶メディアが原因しているようだった。キャノンのカメラに80倍速の高速で書き込むレキサー社のCF(コンパクトフラッシュ)が合わなかったらしい。最近結構そういうトラブルが出てきたとのこと。
 驚いたのはそのあと。店側が「カメラと標準レンズを新品にお取替えさせてもらってもよろしいでしょうか?」・・・そんなわけで代わりのカメラではなく新品のカメラとレンズに交換してもらった。これって素直に喜んでいいこと?カメラの故障ではなくメディアの不具合だったと思うんだけど・・・
 キタムラヘ行ったついでにとうとうキャノンの300mm.の手振れ補正つきの望遠レンズ買っちゃいました。その他リモートスイッチなど小道具もいろいろ。これで一応一眼レフ関係は揃ったかな・・・こうして持ち物だけはいっぱしのカメラマン風になったような・・・
おいおいこの重たい道具いったい誰が持つの?
そりゃあ、こういう仕事は当然同居人よ!
 こうして一眼レフデジカメの一人てんやわんやの大騒動はメディアの復元が可能とのことで一件落着。思いがけず望遠レンズまで手に入れて、幕が降りた。
 そのうちshizukagozenの大切な三種の神器ご披露しますね。
6月26日 (日)
☆古代ハス☆
 25日朝、6時50分自宅出発。出勤の同居人を車で会社へ送っていく途中、松山市考古館で開花したという古代ハスを見に行くことに。
 考古館で、偶然、友人のFさんと出会う。
 今から16年位前、ご主人さんの北条への転勤で私宅の隣に住んでいた人。その後、ご主人さんのご両親の住んでいらっしゃる松山市へ帰られ、それ以後年賀状のやり取りがずっと続いていた。北条に住んでいたときは小学生を先頭に4人の小さい子供さんを堅実に立派に育てていらっしゃって、とても好感が持てた。お互い子育てに忙しいころであった。
 そのFさん。俳句仲間の友人と一緒に古代ハスの開花を見に来たとのこと・・・思いがけないところで懐かしい人と出会い、先客を入れてほんの数人で今にもポンとはじけそうな古代ハスの開花を見守る。「開花するとき本当にポンと音が聞こえるのかしら?」なんて話がはずむ。今にもはじけそうなつぼみのそばでは開花して2日目という大輪のハスが目を楽しませてくれる。なんといっても中国・大連市の1000年も前の遺跡から発掘された種子。その種子を松山市がもらいうけ、それがみごとに開花しているのだから只者のハスではない。1000年以上前に生きていた人達もこの美しいハスを見ていたのかと思うと悠久の時の流れが一瞬きの間に縮まったように感じた。
 残念ながら同居人の出勤の時間が迫り、ハス見物は8時で終わり。開花までもう一息というところだったのに・・・
 昨日は美しい古代ハスを囲んでFさんと同じ時間を共有できたこと・・・好日
※松山市考古館の古代ハスをupしました。
6月25日 (土)
 私は専業主婦。とっても遊び上手で、お友達とお茶したり、ランチしたりするの大好きだけど、結構家の中の生活も気に入っているのよね。ウサギ小屋と言われる典型的な広さの日本家屋の中で、それなりにうろうろしているわ。おやつの時間には自分のためだけにホットケーキ焼いたり、お昼は、残っているご飯で具だくさんの大好きなオムライス作ったり・・・
 そんな、のんびりした至福の生活をしている専業主婦がたまに外へ出かけると、驚くような光景に出くわすのよね。
 昨日は前を走っている車の助手席の窓から、お菓子の大きい空き袋がひらり・・・アレッ?思わず目を疑ったわ。車を隣に並べて当の主を見てみたわ。運転手は若い男性。助手席と後部座席には体操座りした、お行儀の悪い若い女性。やな感じ!
 到着した居酒屋『吾平』の駐車場。車止めに腰掛けた若い女性二人、二人とも携帯で誰かとお話中。まっ、それはいいんだけど、誰はばかることなく駐車スペース3台分くらいに車を斜めに駐車。本当に嫌な光景だったから女の子に注意したかったのだけれど、結局、何も言えなかったわ。
 やっぱり私はウサギ小屋の中でうろうろしている方が性に合ってる。あんまり度々さっきのような光景に出くわすと、きっと黙っちゃおれないだろうから・・・そして挙句の果てに刺されたりして・・・そうよ、世間は最近物騒なのよ!
 正義感あふれるウサギ小屋のおばさんも、何にも言えないのじゃあ情けないものよ。
6月24日 (金)
☆雨が降りません・・・☆
 去年の今頃は週末ごとに大雨が降り、台風までどんどん襲来していたというのに今年はどういうこと?先週私宅は田植えは無事終わったけれど、昨日の朝のマイク放送「水が不足しているため役員が水を見てまわりますから、勝手に田に水をかけないでください」だって。こりゃ、農家にとって大変なこと。
 平成6年夏、松山のレストランへ行ってもお皿の上にアルミホイルが敷かれていたりして、あの時の深刻な水不足を思い出したわ。あの時は、北条市も松山市の手前、節水など呼びかけていたけれど、それが、北条にはあったのよねぇ、水が・・・。
 今から3年前の夏も松山市は水不足で、花の水遣りなどご遠慮くださいと呼びかけていたけれど、8月10日三津の花火大会に行って驚いたわ。駐車場から花火大会の会場への通り道、どの家も我先にと庭先の花壇に水遣りしていたわ。おまけに使ってもいない水を出しっぱなしの家まであったりして。松山市って本当に水不足?と目を疑ったわ。
 雨もまんべんなく降らなくっちゃあダメよ!人間の心の中まで乾ききってしまうから・・・と、お天道様を叱れるものなら叱ってやりたい。
6月23日 (木)
☆「もったいない」という題の本☆
 同居人が買ってきた一冊の本・・・そうとう薄っぺらい本なのに、いやに表紙がしっかりしていて値段が高そう。「よう、こんな本買うことよ・・・」ぶつぶつ言いながらshizukagozenは裏をひっくり返して値段を見た。税込みで1000円。思わず「もったいな〜〜」 同居人曰く、「この本の印税はグリーンベルト運動に使われるから、寄付と思って買った。」 わては、もうそれ以上は何もいえまへんワ。読まずにおくのはそれこそもったいないのでパラッと目を通した。ホント、パラッとぐらいで本の中身が全部わかる本。めずらしいよねぇ〜〜〜。でも、読み込むと中身は充分濃いかった。食べ物を粗末にするなとか・・・風呂敷を使えとか・・・使えるものはリサイクルして最後まで使えとか・・・これ全部当たり前のこと。その当たり前のことが最近できてないから、昨年ノーベル平和賞を受賞した、ケニア共和国副大統領のワンガリ・マータイさんに「もったいない」という日本語を改めて教えてもらうことになったのよね。同居人はそのマータイさんの考えに同調して少しでも協力しようとこの本を買ったわけ。
 きのうのshizukagozenの"もったいない"は、photoShopでかれこれ1時間近くかけて丁寧に切り抜いていた純白のボタンの花。あと少しで完成というところに同居人が帰ってきて、あわててキャンセルのボタンを押してしまって、一瞬にして1時間の労作が消え去ったこと。自分の努力にたいして、思わず「もったいな〜」が出たわ。
6月22日 (水)
☆夜の銀座のお値段☆
 「あ〜ら、スーさんいらっしゃい・・・浜ちゃんも今日はご一緒?どうぞどうぞごゆっくりしてらっしゃってね。」・・・きれいなママさんに案内されてお席に着くと、ハイ、お一人様36000円也。ソバに寄り添う六本木が似合いそうなイケイケの若いホステスのおじょうさん。「今日はね、由香のお誕生日なの〜、スーさんお祝いしてぇ〜〜」「そうかい。それじゃドンペリでも開けようか、好きなだけ頼みなさい。」「ありがとう。スーさんホント、気前いいから大好きぃ〜〜。」由香が黒服のお兄ちゃんに向かって「ドンペリのロゼ3本お願いしまぁ〜す。」ドンペリロゼ、一本10万だから、3本で30万円也。黒服がシャンパンをかっこよく開ける。そこへフルーツの豪華な盛り合わせ、50000円也。浜ちゃん「フルーツは頼んでないよ。ネ、スーさん。」「由香が頼んだの、スーさんにほんのお礼の気持ちなの。」浜ちゃんすかさず、「由香ちゃん、カッコいい事するねえ。スーさん、ここらでロマネコンティとでもいきますか。」スーさん「それも、いいねえ。」由香は嬉々として黒服に「ロマネコンティお願いしま〜す。」黒服がうやうやしくひざまずきロマネコンティを差し出す。一本、120万円也。
 毎夜銀座ではドンペリだのロマネコンティだのシャトー・○○だのと高級シャンパン、高級ワインが、がぶがぶと消費される。ちなみに由香の日給は40000円。それ+飲んだお酒等の売り上げの一部が加算され、結構すごいことに・・・
  shizukagozenは日給は0円でいいから、ソファの片隅でロマネコンティやドンペリを飲みまくってお店の売り上げに協力してあげたいワァ〜。
 エッ?おばんはダメだって?今日はスーさん・浜ちゃんにご登場いただいたけど、この二人もやっぱり銀座が似合わないわ〜。
 青い海、青い空が似合うところは私と一緒ね(*^_^*)
銀座でよく出るお酒の値段(おおよそ)
111 銀座の値段 通常価格
 ドン・ペリニョン 白 45000 10000
 ドン・ペリニョン ロゼ 100000 35000
 ドン・ペリニョン エノテーク 100000 20000
 シャンパン・クリュッグ ロゼ 100000
35000
 シャトー・ぺトリュス '84 250000
70000
 シャトー・ぺトリュス '80 400000 70000
 ロマネコンティ 1200000 500000
 オーパスワン 150000 30000
 パリのムーランルージュ。ショーを見ながらshizukagozenはドンペリの白を一本開けたわ。すらっとしたカッコイイ、ホストのピエール(これ、私が勝手につけた彼の名前)がグラスが空いたころ、タイミングよく現れてシャワシャワとシャンパングラスを満たしてくれたわ。豪華なショーよりシャンパンゴールドの泡の美しさに見とれてたワ・タ・シ
 夜の銀座に比べればほんのちっぽけな散財だったわ〜・・・ちなみにショー代含めて二人で50000円也。
6月21日 (火)
☆麻酔・・・☆
 これ以上ないというほど元気印だった我が身が、突然リウマチになりそのために2度も無影燈の下になすすべもなく身を横たえるとは・・・
 平成8年、左手の薬指と中指の腱が2本切れたのを繕うためと、左手首の腫れて飛び出した骨を削るため生まれて初めて手術室というところへ入る。麻酔は局所麻酔ということだったが、全身にも軽く吸入麻酔を施された。吸入マスクをつけて数秒経ち、漆黒の闇へと引きずり込まれるその瞬間見えたもの・・・これがいまだに尾を引いている。目の前に突然娘の顔が大きくクローズアップ、その後方に同居人の顔が小さく浮かぶ。その二人の顔が映画の一場面のようにスーッとフェードアウトしていき、やがて真っ暗な無の世界へと入って行った。数時間後麻酔から醒めた途端、またあの瞬間が頭の中で反すうされ、自分にとって娘が本当に大切な存在なんだと潜在している自分の心の内を見たような気がした。2人の息子には悪いが、この子達は影すら浮かんでこなかった。娘の後ろに小さく浮かんだ同居人は、そういう大事な場面に登場したことだけでも喜んでもらわなくっちゃぁ・・・
 平成12年、今度は右手。左手と同じような手術。麻酔も以前と同じ。漆黒の闇へと足を踏み入れる直前、今度は誰の顔が浮かぶのだろうかと、とても興味があった。吸入マスクをつけた途端、思いがけず平成7年に亡くなった母の顔が浮かんだ。びっくりしたその瞬間意識が遠のいた。その後は無の世界の中に身をおいていたはずなのだがずっと母と一緒だったような気がした。麻酔から醒めかけ、担当医の「手術は無事終わりましたよ。」という遠い声を聞いた途端涙がぽろぽろこぼれて・・・母と一緒だったことに胸がいっぱいになっていたのに、先生は何を勘違いしたのか「ご主人さんもず〜っと待ってくれていますよ。」だって。手術後、病室へ帰り、待っていてくれた妹に「ずっと母さんのことが頭から離れなくってねえ・・・」と話すと、妹がさらっと、「母さん連れてきたのに!」
  朝、仏壇の前で「今日は姉ちゃんの手術です。無事終わるように守ってあげてね。母さんも一緒に病院へ行きますか・・・」と言って病院へ連れてきてくれていたのだ。どうりで母がずっと一緒だと思った。
 亡くなった人が心配して見守ってくれている。こういうことが現実にあるということにあれから5年以上経った今も感動している。
 そして、麻酔が効いて引き込まれていった静かな真っ暗な世界。死とはああいう無の世界に入っていくことではないだろうかと想像しているのだが・・・
6月20日 (月)
 昨日の3時ごろ田植えも終了。
 田植え機もきれいに洗浄され、一年後の出番まで用なし。考えれば農家もトラクターやその他もろもろの農機具代の支出で四苦八苦である。農機具買って農作業するより、お米を買って、それも最上級とされる魚沼産のコシヒカリを買って、一生食べるほうが比較にならないほど金額的には安上がりで身体も楽なのだが、ご先祖さまから受け継いだ農地、同居人は「日本人は農耕民族、ましてや自分は農家の息子だから田は作らないといけない。」とサラリーマンの合間に頑張っている。土曜日のしろがきには、近所の専業農家の人たちが「頑張っとるなあ・・・」とそれぞれ声を掛けてくれたらしい。まあ、田植えも無事すんで秋の収穫まで大作業はお預け・・・
 モミ蒔き、タマネギの収穫、田植えと昨年までは娘が手伝ってくれていたが今年からは息子夫婦も加わり、来年あたりからは孫も戦力になりそうで、心強い助っ人が沢山増えて同居人も口には出さないが喜んでいる様子。何でもできる器用な同居人に孫たちも一目置き始め、これからは口うるさいおじいさんから尊敬されるおじいさんへと孫の見る目も変わってゆくことだろう。
 昨日は夕食はみんなで焼肉屋へ繰り出した。美しく沈む夕日を見ながら、田植えの打ち上げと、父の日のお祝い。
 自宅へ帰り、暮れかけた庭で同居人は孫たちとサッカー。8時過ぎ帰っていく孫を見送りながら、「一緒にサッカーしていて気がついたのだが、ゆうきに思いやりが出てきた。」と嬉しい感想を聞いた。孫もそれぞれ成長している。
6月19日 (日)
☆不機嫌なジー☆
↑これ最近の私の同居人のこと。なにせ、一日で一番顔を合わせる時間が長いもので、このページに度々登場していただいて・・・何を書いてもこの人なら許していただけそうで、マッ、いいか〜なんて勝手に思い込んでるの・・・
 夕食後、どうもshizukagozenと一緒にテレビを見たいらしい。隣で馬鹿っぽい面白い話をしてほしいらしいの。だけど途中からいつも話がかみ合わなくなり、お互いイライラして喧嘩寸前。杓子定規にしか物事を考えられない人だから会話がとってもつまらないの。そこでshizukagozenは当然、最愛なるパソちゃんのソバにいそいそと擦り寄ったりして。パソちゃんの明晰な頭脳すきだわ〜!その明晰な頭脳から繰り出す"こいこい"なんてゲーム、ホント楽しいわ〜〜。10回勝負を何回も繰り返すものだからあっという間に30分や1時間経つの。同居人の顔をチラッと伺うとソファにドカッと寝そべり不機嫌なジー。何よあの顔!それでもちょっと悪いかな?・・・なんて「コーヒー飲む?」とお愛想を言ってみたりして・・・お愛想なのに本気にして「飲む。」だって・・・めんどくさ〜。同居もそろそろ解消したいワ〜!
 そうだ、この前妹が言ってたっけ!「姉ちゃんはリウマチだから、歩けなくなったときやさしく看てくれそうな旦那さんを手放したらダメよ!」そうかなぁ〜??
 あっ、今日は父の日。子供たちにとってはかけがえのないお父さん。こんな不謹慎なこと書いたら愛する子供たちにshiaukagozenは総スカンクをくらいそう・・・しまった。
 でも、なんかこれ書き直すのもめんどくさいので・・・
 エイッ!このまま載せちゃえ〜〜
6月18日 (土)
  ここら当たりは、今日から水源である俵原池の樋が抜けて田に水が入る。今日の夕方ごろにはあたり一面水田になり、シロガキもできるだろう。そして明日、あさってと田植えになる。明日はまた子供たちがお手伝いに来てくれる。
 私はといえば、農作業はあまり手伝ってないので、肩身の狭い思いをして、はつらつと働くみんなの姿を見ているばかり・・・まあ、食事とおやつの係りかな。
 この私も、農繁期には農作業を手伝っていた時期もあった。稲刈りのあと、稲木に稲穂の束を掛ける作業。亡くなった義父がよく褒めてくれた。「稲木掛けるのが速くて上手じゃなあ。昔は農業しよったんかなー。」 まあ、上手におだてて盛り上げてくれて、義母が身体の都合で農作業ができなかった年、義父と二人だけで何反もの田の稲刈りをし、私が全部稲木にかけた。あのころもリウマチではあったが今よりずっと元気だった。義父が亡くなった翌年の稲刈り。作業途中、雨になってしまった。雨にぬれた稲穂は重い。それでも稲木に掛けておかなければいけないのでずぶぬれで作業する。手に相当負担がかかり、その2ヵ月後右手の指の腱が中指、薬指、小指と次々と切れて、リウマチセンターへ入院、そして手術となった。同居人は手術前、担当医から「奥さんに農作業は無理でしょう。農作業をさせないでください。」と注意を受けていた。平成12年のこと。しかし、忙しいときそばで見ていることもできず、やっぱりその翌年も稲木を手伝ったが、残念なことに今は手伝いたくてもて、無理な状態になっている。カメラ持って好き放題に写真家にはなれるが、農家のおばさんにはとうとうなれなかったようだ。「あなた、作るひと。わたし食べるひと。」ご飯大好き人間の私は美味しいお米が食べられる幸せだけは満喫している・・・
6月17日 (金)
 昨日の6月16日は"和菓子の日"だったんですネ。和菓子の日があるとはまったく知らなかった。つい先日愛媛新聞に付随してくる『ウイークリーえひめ・リック』で初めて"和菓子の日とその由来"を知った。以下、リックより抜粋。
平安時代848年ごろ、国内には疫病が蔓延していた。当時の天皇・仁明天皇は元号を『嘉祥』と改め、6月16日に16の数にちなんだ菓子、餅を神に供えて疫病除け、健康招福を祈ったと伝えられていることから、この日に設定された。
そして最近メールをいただくようになったEさん宅は偶然にも和菓子製造業。うちの近所の大型スーパーにも商品を納品しており、何度か味見させていただいたが、甘みがちょうどよくとても食べやすい。そのEさんは6月14日がお誕生日だったそうで、一日遅れでshizukagozen作のお誕生日カードをメールで送った。そのカードを気に入ってくださり、「どんなにして作るんですか?」とメールで問い合わせがあった。photoShopというソフトをさわりまくっていたら『こんなん、できました〜〜』という程度のBirthdayCardではあるが、このカードに文字入れして、メールに貼り付けて送ったりすると結構素人っぽくて、そしてオリジナルっぽくていいかも・・・よかったら使ってね!
 ※birthday CardをUPしました。
6月16日 (木)
 昨日は娘とデパートへ買い物に行った。3ヶ月ぶりのデパートである。催し物会場で安物の靴1足と、バックを2個ついつい買ってしまった。だいたい同居人のプレゼントを買うために行ったはずなのに、女はダメねえ。いつもの事ながら、まず自分のための買い物を先にしてしまって・・・そのあと、ぶらりと立ち寄った陶器売り場で信楽焼きの大振りの花入れと、同じく信楽焼きのメダカ鉢を買う。この買い物は久しぶりに嬉しかった。メダカ鉢をディスプレイしていた涼しげなガラスの浮き玉も数個欲しかったのだけど1個500円もするのでこれは100均で娘にでも捜してもらおう。商品はお届けにしてもらったので明日にでも我家に届くだろう。花入れが届いたら早速裏庭の新緑の紅葉の枝など投げ入れしてみようと今から浮き立っている。
 久しぶりにおしゃれして浮き浮きと出かけたデパートだったが、3時間もいると疲れてしまって、早々に帰宅の運びに・・・なさけな〜い!
 自宅に帰り、写真のCDラベルを7枚作り、ご満悦。CDに直接プリントできるプリンターだが、この印刷の色がパソコンモニターで見るのと大違いに薄い。それで先日2度刷りしてみた。これが大成功でかなり近い色が出た。CDラベル印刷の新発見にちょっと得意顔で職人さん気分を味わっている。やっぱりパソコンの前に座っているときが楽しいなぁ〜、足も痛くないし・・・
 そんな風に言って、ドテッとした生活しているものだから、この前久しぶりに体重計に乗っかるとびっくりした。始めてみる数字。あの日から間食もやめた。これだけ体重が増えれば外へ出たくても見苦しすぎて出られないわけよ!
 お昼のテレビドラマ 『コスメの魔法』 の中で美しい萬田久子さんが「きれいを怠るのは犯罪です!」と叫んでいるがそのとおり。"きれい"を求めてshizukagozenも努力をしなければ・・・と考え改めている今日この頃である。
6月15日 (水)
☆アクリートクラブ入会☆
 "アクリート"とは愛媛新聞付録の月刊雑誌名。
 数日前、愛媛新聞の折り込みチラシの中に、"アクリートクラブ会員募集"の広告が入っていた。入会金、年会費無料。愛媛新聞社内営業所指定の旅行が5%割引、愛媛新聞社主催のイベントの割引など多数の会員特典あり。電話で事務局へ申し込むと、早速この地区のエリアサービスの人が入会申込書を持って訪ねてきてくれた。会員ランク、プラチナ会員。エ〜〜!かっこいい〜。実はね、購読料を口座振込みで支払っているだけのことでプラチナ会員なの。またエリアサービスの人がとっても控えめで親切。メールアドレスを申込書に書くと、「パソコンはよく使いますか?」・・・そりゃあもう、毎日パソコン漬けですわ、オッ・ホッ・ホッ・・・・とは言えなかったけれどこれから情報はすべてメールで届くらしい。あら、書き忘れるところだったわ。私のお気に入りの特典がもう一つ。"愛媛新聞社の本"が10%割り引き。愛媛新聞社の本って地味だけどそれがたくさんあるのよね。以前、滝の本も買ったことがあるよーな。値段が結構高くって10%割り引きの特典は無職・無収入の私にとって、とってもありがたいの・・・
アクリートクラブのHPです。
http://www.ehime-np.co.jp/ac/index.html
6月14日 (火)
☆カメラマン☆
 モネの庭ではビデオ撮影、一眼レフデジカメにマクロレンズや標準レンズをつけての撮影、それとコンパクトデジカメでの撮影と一人三役。
 大汗かいてshizukagozenは大奮闘であった。
 この日はアマチュアカメラマンも大勢撮影に来ており三脚使用の大型望遠レンズをつけて睡蓮の撮影に頑張っていた。
 女性の二人組がコンパクトカメラで菖蒲を撮影している。「この菖蒲の写真、飾りたいから大きく写してね・・・」見ているとカメラを構える位置が悪い。shizukagozenが口をはさんだ。「その位置ではバックが悪いから撮る位置を変えてみたらどうかしら?」自分の口から思わす出た言葉に驚いた。菖蒲を美しく撮ってもらいたくてつい口が滑ってしまった。女性は素直に位置を変えて撮影していたが他の人だったら「大きなお世話!」と悪態をつかれていたかも・・・同居人がえらそうな助言をする私を見てあきれ返っていた。
 帰りの車の中、「やっぱり早めに望遠レンズ買わんといかんねえ。」と私。「望遠があったら世界がもっと広がるぞ!」と同居人。
 三脚なしで使える300ミリぐらいの望遠を田植えでもすんだら買いに行こう・・・と夢膨らませているshizukagozen(*^_^*)
 なんか最近わかってきたの。写真ってやっぱりレンズよね〜〜。腕はその次についてくるような気が・・・
モネの庭『水の庭』を彩る花々とモネの庭『Gallery&Restaurant』をUPしました。

6月13日 (月)
☆モネの庭・マルモッタン☆
 昨日のつぶやきにも書いたヤマモモの産地、高知県奈半利町。ちょうどその隣に位置する北川村の『モネの庭・マルモッタン』の水の庭に"モネの愛した青い睡蓮"が6月10日開花したことをマルモッタンのHPで知った。2001年7月、オープンしてちょうど一年目くらいに一度行った事もあり、青い睡蓮も見ているのだが、あれから4年、モネの庭はどんな進化を遂げているのだろうと、さっそく足を運んだ。高知自動車道南国インターで降り、室戸方面へR55を走ること60キロあまり。ここ松山からは3時間以上の遠いところである。モネの庭は大盛況で大勢の人でにぎわっていた。睡蓮の池の周りには色とりどりの花が咲き乱れ、柳が池面に柔らかな影を落とし、赤、ピンク、白、黄色、そして青い睡蓮が可憐に蓮の葉の間から頭をもたげていた。モネの睡蓮の絵と本当によく似ている。うっとりする美しさに写真やビデオを撮りながら池を2周する。
北川村 モネの庭 マルモッタンの睡蓮』UPしました。
奈半利のヤマモモ

明日は睡蓮の池の周りを彩る花々をUPします。
6月12日 (日)
☆ヤマモモ☆
 我家の玄関脇に手入れもしない一本の大きいヤマモモの木がある。幹周りもかなり太く、毎年この時期になると実をいっぱいつける。そのヤマモモが実は私にとってそうとう厄介者で、一日中、アラレのようにこぼれ落ちるヤマモモの実と舞い落ちる古い葉の掃除でうんざりしている。今はまだ硬い緑の実だがやがて色づいて赤く染まり、熟して濃い紫色になると完熟。これの果実の汁が地面を赤紫に染めるものだから私にとっては困り者なのである。白いTシャツの上などに落ちようものなら泣きたくなる。このヤマモモの実が大きければ皆喜んで収穫に来てくれるのだろうが直径1センチほどの小さい実だから誰にも相手にされない。私が掃除のとき美味しそうな紫のヤマモモを口に入れるぐらいである。味は?よくわからない・・・とっても美味しいとも言えないし・・・
 昨日テレビで高知県奈半利の"ヤマモモ"の中継があった。直径2センチほどの大粒のヤマモモ。高級料亭に一粒100円ぐらいで出荷されるとか。我家の厄介者とは大違い。タレントのラッシャー板前が食した感想「この味はなんと表現していいかわからない。初恋の味とか・・・」と笑わせてくれた。エッ?初恋の味って甘くて苦い?とっくの昔のことだからそんな味は忘れたがそうかもしれない。田崎真也さんはソムリエらしく「ヤマモモはチェリーのような甘みと酸味、そしてラズベリーのような香り・・・」と表現した。そうかなあ・・・これもよくわからない。
 今度掃除のとき熟した実をつまんでみよう。初恋の味がしたら嬉しいんだけど・・・
 昨日は五十崎の泉谷の棚田へ行く途中、野いちごと桑の実を沢山食べた。野いちごは最高に甘かった。黒い真珠のように熟れた桑の実は・・・ソムリエ風にいえば、ウ〜ン・・・口の中で野原を駆け巡る少女の香りがした!
6月11日 (土)
 昨日は日赤、リウマチセンターの待合室に足を運び入れて驚いた。なんとテレビに韓国ドラマ『秋の童話』が流れている。待合室にまで韓国ドラマが入り込んでいるとは想像もしなかった。病院側の心遣いは非常に伝わってくるのだが、何しろテレビ画面が小さい。小さい字幕スーパーを読み取れる健康な目をした人が一体何人いるのだろう。
 なんて余計なことを考えながら私は一冊の詩集を開いた。病院で読もうと家にあった手軽なものをバックの中に入れておいたのだ。2時間の待ち時間にちょうど適した詩集。すべて感動したのだが、自分もこんな人になりたいなと思った詩があったので載せてみる。
容姿の美しい人より
考え方の美しい人のほうが
魅力がある
容姿の美しさは
年とともに消え去り
考え方の美しさは
年とともに光り輝く
考え方が美しいと
容姿まで美しく輝いてくる
やわらかな風が通り過ぎたその後に
さわやかな香りをのこしていくような
そんな人に逢いたい
そしてなりたい

―感動詩集『言の葉』より 平塩清種―

平塩さんのHPです→『平塩清種 抒情詩の世界
6月10日 (金)
 昨日も30度近くに気温があがり気象用語では真夏日とやら・・・
我家も一応扇風機は出しているが、これから湿気が多くなったらやっぱりエアコンのドライにお世話になるほうが多くなるだろう。
 さて、家の中も少しは涼しげに演出しなくては。花氷や水中花、そうそう風鈴も今年は新しいのを一つ増やそう。お風呂の坪庭のしし脅しもずいぶん長い間、動いてないなあ。同居人に新しい竹に取り替えてもらって、それとおそろいの柄杓や竹を組んだ柄杓置きも作ってもらって、コットン・・・という落ち着いた音を湯船から楽しもう。
 花氷は一度も作ったことないが、昨日テレビで見て、とても簡単に作れそうだったので、裏庭の新緑のもみじの葉など入れて楽しんでみよう。そんな器にイカソーメンでも盛り付け、風鈴の音など聞こえてきたらビールが最高に美味しいだろうな。花氷を作るためにまず満杯の冷凍庫を整理しなければ・・・
 それにしても我家の大き目の2段の引き出しの冷凍庫、いっぱい詰まっている。お店で売ってる冷凍食品などは入ってないのに、かき回していると、お餅は出てくるは、つくしは出てくるは、栗の甘露煮は出てくるは破竹は出てくるは・・・ソラマメ、ぶんどう豆、ホゴに牛肉、豚肉、そして一番新しいところでは昨夜同居人がこしらえた大きなメバル2尾。食べる分量に小分けして入れているものだからいやにかさばって、これらを毎日一つずつ片付けていけば20日間以上は食べていける。まあ、一週間ほど冷凍庫と格闘して花氷が作れる隙間を作ってみよう。
 今日は2ヶ月ぶりの日赤松山。検査も入っている。最近微熱が出て身体が不調。昨夕もあまりにも身体が動きにくいので熱を測ると37度9分。毎日、朝夕、リウマチの鎮痛剤を服用していているのにこの熱は只者ではない。昨夜は8時前から床に就いた。
私が寝た後同居人が妹の旦那からもらってきた釣れたてメバルを料理して冷凍室へ入れておいてくれたらしい。朝起きると台所もきれいになっていたし釣れたてメバルもちゃんと冷凍室に入っていた。
6月9日 (木)
 昨日は午前中T先生との勉強。午後2時、突然に今治から友人がやってくる。結局午後5時ぐらいまでなが〜いおしゃべりして、友人を見送ってあわてて夕食の準備。いつもは午後3時くらいからマイペースでのらりくらり、あっちのことをしたり、こっちのことをしたりしながら夕飯作るのだが昨日は短時間でいかに効率よく料理をしていこうかと久しぶりに頭の中を料理の手順が駆け巡った。
 午後7時半、夕食後の片付けも終わり、さあ、じっくり日本対北朝鮮のサッカー観戦と行こう。ワールドカップ出場云々という以前に、心情的に絶対北朝鮮には勝たなければいけない。いらいらの前半戦が終了。
 後半、今年の2月のアジア地区最終予選での北朝鮮戦でラッキーボーイとなった大黒がメンバーに加わる。1度あることは2度あるものだ。「ヨッシャー!」と応援にも気が入る。常に相手ゴールを脅かす試合運びをしているがなかなか得点に結びつかない。サッカー見ていていつも思うのだがゴールは突然に、あれっ!という瞬間にあっけなくきまる。昨日の後半28分のゴールもそんなかんじ。柳沢の巧妙としかいいようのないゴールが決まった瞬間、思わず両手を広げてガッツポーズ。柳沢の控えめなガッツポーズより私のほうがかっこいいガッツポーズ。ソファに寝転んで観戦していた同居人は右足が引きつった。きっと、なりきり柳沢でキックでもしていたのだろう。引きつったふくらはぎを痛がる同居人を無視してテレビ画面に釘付け。やってくれました、大黒!相手のゴールキーパーもどうにもならない足さばきで余裕の独り舞台のゴール!ロスタイム終了間際、北朝鮮選手が日本選手を蹴ってレッドカード!いくら試合に負けそうとはいえあの態度はなかろうがとちょっといや〜な気分。
 しかしスタンドに入れなくても、戦う選手に近いところで応援したい・・・そんな日本からバンコクへ足を運んだサポーターには頭が下がる。やっぱり応援は皆でしたほうが楽しいよね〜〜ゆうべ、はじめてサポーターが身につけているものすべてが気になった。あんなのどこで買うんだろう。。。
6月8日 (水)
 ネットサーフィンで、あるHPにたどり着いた。プロフィールを見ると私より2学年下。その中に"遺書"のコーナーがあった。公開するかどうか迷ったらしい。私年代くらいになると何故かそういうものを書いておきたくなるらしい。
 遺書は私も度々書いた。一番最初に遺書を書いたのが平成7年1月、エジプトへ旅行に出かける前。それ以降海外旅行に出かけるたびに付け加えたり書き換えたりしている。あとに残された子供たちが困らないように・・・という気持ちで書いている。娘に大事なものを入れている場所を教えてあるので、そこに遺書も一緒に入れてある。今は子供たちも独立して私たち両親がどうこうなっても困らないだろうが最初に遺書を書いたときはまだ学生の子供もいたし、みんな独身だったから、細やかな気遣いの遺書を書いたような気がする。
 家族に対する遺書はHPでは公開するつもりはないけれど、T先生に一つだけお願いしたいなと思っていることがある。それは、私がHPを更新できなくなったとき、私のパソコン開けて、最後に一行だけ、『長い間ありがとう!』と書き込んでいただけると嬉しいんだけど・・・
 な〜んちゃって、shizukagozenはみんなに嫌われるほど長生きしまっせ!
6月7日 (火)
☆ロケットペンダント☆
 まだ母が生きていたとき、買い物を頼まれた。「お父さんがね(私の父のこと)、写真が入るようなネックレスを買ってくれというの。私の写真を入れておくんだって。」大正生まれの父はネックレスをするような優男ではない。戦争も体験した、内面は結構男っぽい男である。そして家庭第一の男でもなかった。その父が母の写真を入れて持ち歩きたいために写真が入るネックレスがいるというのだ。私たち娘は「お父さんがネックレス?・・・」あまりのギャップにおかしくって笑った。でも母に頼まれた買い物だから妹と二人デパートへ行った。地味目のシルバーのロケットペンダントを買う。母の写真入のロケットを父が身につけたかどうかその後のことは母から聞いてない。ほんと、あのロケットどうなったんだろう。
 父のロケットを買ったとき、当時、デパートのアクセサリー売り場においてあること自体が不思議なくらいポピュラーな存在ではなくなっていたロケットが珍しくって、ちょっと大振りの金のロケットを自分のために一つ買った。自宅へ帰り早速その中に小学6年だった息子の陸上競技の応援に北条まで来てくれたときの父と母が仲良く写っている写真を入れた。そのロケットには私の家族の写真ではなくどうしても両親の写真を入れたかった。父も母も亡くなった今、そのロケットペンダントはそれを買うことになったきっかけの母との会話や、陸上の応援に来てくれたときの若くて元気な両親の姿を再びよみがえらせ、大切な品物となった。今は私のパソコンのそばに吊るしていつも一緒。母はパソコンと向き合っている私を見てきっと驚いているに違いない。
6月6日 (月)
 昨日でタマネギの収穫も終え、どの田も田植え用にきれいに整地され、一段落ついた。
 先週の日曜日蒔いたモミも順調に発芽し5日目にはシートの覆いから開放され広い平地に並べられた。今はまだ黒いメッシュの布で軽く日光を避けているがそのうち元気な緑色の苗に成長し、太陽と顔あわせができるだろう。ばあちゃんが大切に苗に水遣りをしている。
 3日の金曜日、我家の庭にノコギリクワガタのオスが飛んできた。同居人が捕まえてかごに入れた。孫たちに電話すると大喜び。そして昨日の日曜日、同居人が田の耕運をしていると今度はクワガタのメスが飛んできた。孫たちの持ってきた飼育箱はオスメスそろい大喜びで帰っていった。
 我家は本当に害虫昆虫・・・なんでも住んでいる。先週の日曜日、洗面所に入り手を洗っていると、サッシの溝になんか黒いもの。めがねをかけて見直すと、ギャー!蛇。まだ子供の小さい蛇がサッシの溝でじーっと動きもしない。顔だけこちらを向けている。子供のころ、蛇をよく捕まえてバケツの中に入れて遊んでいた息子がモミ蒔きを手伝いに来ていたので「洗面所から出して」と言いに行く。あれほど子供の時たくましかった息子が情けないことを言った。「蛇なんかよう捕まえん。蛙でも怖いのに・・・」
 同居人が帰ってきてくれ、タオルで蛇をそっとつかみ外へ出してくれた。やっぱり私が頼りにすべきは同居人。へなちょこ息子に少々がっかりした。
 話がガラッと変わるが今日6月6日午前6時オーメンが生まれた。ただいま午前6時!我が家のからくり時計のMusicが鳴っている。私の甥は今日がお誕生日、29歳になる。オーメンの誕生日と一緒だ・・・と生まれた当初みんなで面白がった。ちなみに666は悪魔の数字ということらしい。
6月5日 (日)
 自分で撮影したデジカメ画像をCD-Rに保存する。パソコンを持っている人なら多分自分でその作業をしていることだろう。
 パソコンを持っていない人のためにメディアからCD-Rに書き込むサービスを3年ほど前から"フジカラー"が始めた。これはデジカメのメディアだけではなく、フィルムのネガからもCD-Rに保存できる。このサービスができた当初、カメラのキタムラが通常、メディア一枚(フィルムだと1本)の書き込み料が500円のところ250円のお試し価格を期間限定で設定した。同居人と相談して海外旅行のフィルムだけでもCD-Rにしてもらおうか・・・ということでAPS40枚撮りのフィルムを60本持ち込む。CD-R一枚に200コ
マの写真がはいるから、APSフィルム40枚撮り5本でCD-R一枚ということになる。できたCD-Rをパソコンの大画面で見ると写真も迫力がありできのよさにびっくりした。その当時嬉しさのあまりT先生に「海外旅行がよみがえった・・・」とメールを送った。
 先日の6月1日オープンしたパルティフジ夏目の写真屋さんの広告の中に、CD-R書き込み料263円を見つけた。これも期間限定で5日まで。こんなに安いときはめったにない。昨日はCD-Rに残しておきたいAPS40枚撮りフィルム58本を持ち込んだ。入れる順番もきちんと指示した。写真も明るさ調整を依頼した。このフィルムの撮影者はすべて同居人。私よりはるかに写真を撮るセンスがよく、いい写真がいっぱいパソコンの17インチ液晶画面でよみがえると思うと6月6日の出来上がりが楽しみである。
6月4日 (土)
 ある一日・・・
 同居人が右ひじに炎症をおこし手を動かすのも億劫そうなので、今日はハンドルを握るのはわたし。同居人を助手席に乗せまず病院へ、そのついでに奥道後の『さつき展』でも行く?ホテルのランチバイキングもいいけど、ホテルの園内を散策しながら木陰でお弁当というのはどう?病院を出てお弁当を買って車はホテル奥道後へ向かう。運転しているうちに奥道後という気分ではなくなったのでホテルの前を素通り。同居人が驚いて、「通り過ぎたぞ!」「なぜかお弁当は玉川の公園で食べたくなったの・・・」「玉川まではそうとう遠いぞ」同居人は勝手に行き先を変更する私にカンカン!車の中は険悪な雰囲気で同居人の怒りで満ち満ちていた。―だって私B型だもの。すんなりホテル奥道後へなんて行くわけないでしょ。突然気が変わったの!とんでもないshizukagozenに同居人もあきれはて出る言葉もなくだんまりの"不機嫌なジー"で玉川公園まで。でも私はいい気分。右や左の連続のカーブ。新緑の山々。長い髪と首に巻いたスカーフを風になびかせ左ハンドルのオープンカーで風を切って軽快にドライブしているような気持ち・・・わかる?その日はね、肌にまとわりつく風が気持ちいいし、5月の太陽もとってもやさしい一日だったの。
玉川公園の屋根つきの休憩所で湖を見ながらお弁当を食べていると、向こうの方から私を一筋に見つめて歩いてくる若い男性。私に向かってなんて言ったと思う?「ロケの方ですか?」だって。私が一体なんのロケに出るというの?通行人その1・・・かしら、それとも物売りばばぁ?同居人と顔を見合わせてはじけて笑ったわ。あとでわかったんだけどテレビドラマ『がんばっていきまっしょい』の撮影の日だったみたい。・・・玉川公園を出ると今治市民の森へ向かって車が勝手に進み始めたわ・・・奥道後からとっても離れてしまった一日だったの。
 実際は古臭いサンバーの軽ワゴンでのドライブだったんだけどshizukagozenは本当は車はなんでもいいの。その日の気分によってジャガーに乗ったり、ボルボに乗ったり、軽トラに乗ったりしてるから・・・
 そうそう、早朝のサッカー、日本対バーレーン戦見た?
寝たり起きたり・・・実はほとんど寝てたんだけど結果はしっかり見たよ。勝ってよかったねぇ!
6月3日 (金)
 昨夜、同居人が帰宅そうそう、「今日は行くぞ〜!」の一声。
私も今夜が最高!と思っていたので笑顔でOKのサイン。雨上がりに沢山飛ぶらしい。近所のNさんにも声を掛ける。
 3人で午後8時15分出発。我家から車でほんの5分ほど走ったところに赤い点滅の誘導灯を持った男性が『蛍の里』の入り口に立って案内してくれる。案内に従って車を走らせると角々に係員。駐車場に降り立ち、ライトを消し、川を見ると飛んでる飛んでる・・・川沿いに蛍の光をたどってそぞろ歩き、さかのぼること10分。暗闇に蛍の光が優雅についたり消えたり。Nさんが「歌を歌うと沢山出てくるらしいよ」・・・なんて言うものだから二人で"♪ほうほう蛍こいあっちの水は苦いぞこっちの水は甘いぞほうほう蛍こい♪"。Nさんが私を振り向いて「風邪ひいとるん」???私のがらがら声で蛍は寄ってくるどころか葉陰に身を潜めてしまった。係りの人が「もっと上流に真っ暗なところがあり、そこならそうとう蛍が飛んでいる。」ということで車で移動。Nさんと「二人なら絶対こんなところ怖くて来れないよねえ」と話すほど真っ暗な田舎道。淡い黄緑の光が暗闇を右に左にそして川沿いに竹やぶの上空にと行き交う。まさに蛍の乱舞。顔のそばにもふわ〜っと飛んでくる。物音一つ聞こえてこない静寂、私たち3人の存在すらかき消されたような闇の中で光だけが舞い踊るさまを静かに見守る。Nさんが「俳句や短歌を作れたらこの光景をみて一句できるのにねえ・・・」
〜もの思へば 沢の蛍も 我身より あくがれ出ずる 魂かとぞ見る〜(和泉式部)
群れ飛ぶ蛍の光はあまりにも幻想的で自分の魂が抜け出してさまよっているのかと思った・・・という意味の和歌らしいが、無骨ものの私たち3人は蛍を見てただ「きれいねえ〜」。午後9時半過ぎ帰宅。
 蛍を見たのは何年ぶりだろう。美しい川でしか育たない蛍。保存会の人のかいがいしいお世話でしか蛍が育たない現在の環境。私たちの子供のころのように一歩外へ出たらどこにでも蛍が飛んでいる、それが当たり前の光景だった頃には二度と戻れないのだろうか・・・孫にも蛍の乱舞を見せてあげたかった。
6月2日 (木)
 朝からちょっと色っぽい歌を聴きながら"つぶやき"を書いている。高橋真理子の桃色吐息・・・きのうTさんが届けてくれた。
 Tさんがせっかく訪ねてきてくれたのにshizukagozenは前日の続き『天国の階段』第22話の最終章に感情移入、泣きに泣いて見入っていたものだからまたもや泣き顔。恥ずかしいといったらありゃしない!ろくにTさんともお話できず、残念なことをしてしまった。主演女優のチェ・ジウは泣きの演技の女優といわれているらしく、まんまとドラマの筋書きに乗せられていた。愛とは・・・なんてもうとっくに考えることもなかったがドラマの中は愛があふれ、愛とは決して後悔しないこと・・・のキャッチフレーズで有名な『ある愛の詩』と重なるところがあった。そういえば『ある愛の詩』を映画館で見たときも辺りかまわずオイオイ泣いたっけ・・・
 昨日、北条にパルティフジ夏目店がオープンした。北条にできる久々の大型店である。「パルティフジ夏目へ行きましたか?北条バイパスは車が進まなかったようですよ。」友人からメールが入っていた。いいえの、そんなとこ行くどころか。shizukagozenは開店セールが大嫌い。『天国の階段』を見終わったあとは長い間サボっていた家事をせっせとやりましたがな。
 さあ、今日は母の月命日。里へ行って妹と久しぶりにおしゃべりしてこよう・・・2日の母の月命日には父が私の訪問を楽しみに待っていてくれた。「元気じゃったか?」と父が声を掛けてくれ、それ以上の会話を交わすわけではなかったが、それだけでありがたかった。その父もいなくなった里は淋しいものだ。今日は北条バイパスを通らずに旧国道の海岸回りで北条を脱出しよう。
6月1日 (水)
 今日から6月。
 6月は水無月とも言われているが、ある本によるとこの水無月の語源にはいろいろ説があるようだ。まず一つ、旧暦でいう6月は夏の真っ盛りだったので、水も涸れはて"水無月"。二つ目、田に水を引く月ということで"水な月"。三つ目は農作業をみんなやりつくした"皆し尽き"。四つ目は梅雨時は雷が多いから"かみなり月"から"みなづき"そして"水無月"となったらしい。どれももっともらしくてフーンとうなづける。後はその日の気分で水無月を理解することにしよう。
 今朝、メールをあけると近所のHさんから「風早の蛍の里へ行ってきましたよ。蛍がいっぱい飛んでいました。」 そうそう、うちの近くに『蛍の里』という看板が掛けられてあったので気にはなっていたのだ。今夜でも早速蛍狩りに行ってみよう。最近は蛍狩りはダメかなあ・・・訂正して、蛍観賞に行ってみよう。
 昨日、T先生が仕事帰りにうちに寄ってくださった。お願いしていたゴーヤ茶と、沢山の韓国ドラマのDVDを持って・・・shizukagozenはドラマ『天国の階段』の第20話をみながらドラマの世界にどっぷり浸っておいおい泣いていた。突然のチャイムで泣きはらした目で玄関に出るとT先生。先生なら泣きはらした赤い目の理由がわかってくれるが、これがセールスマンだったら恥ずかしさで消え入りたい気分。玄関のチャイムはやっぱりモニター付きにでもしておかなければいけないのかなあ・・・
 セールスマンも最近は玄関の鍵さえ開けてくれないお宅が多いらしく、チャイムでいそいそと玄関ドアを開ける気のいいshizukagozenに「玄関を開けてくれてありがとうございます。」とお礼を言ったりする。時代の移り変わりを感じるこのごろでもある。